
甲子園が終わってしまい、ここ最近は軽くロスっていました。
今年も熱かったですね。
熱すぎて熱中症かと思いきや、ただのビールの飲み過ぎによる脱水だったり、なかったり(笑)。
とにかく、今年の夏も楽しかったです。
何かに熱中するというのは、やっぱり良いことですね。
今年の夏は、仙台育英、花巻東、智弁和歌山と、個人的に応援していたチームがあって、試合があるたびにテレビの前で一喜一憂していました。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。
そして大会が終わってしまえば、毎日のように見ていた野球が突然なくなります。
そうなると、なんとなく心に穴が開いたような感じになるんですよね。
いわゆる「甲子園ロス」です。
そんな心の隙間が、少し埋まるような出来事がありました。
松島の奥地で夜市が開かれるという情報を耳にしたので、ちょっと行ってみることにしました。
今年は、夏の恒例だった山形のエンドーさんの夜市に残念ながら参加できなかったので、そこにも少し心残りがありました。
だからでしょうか。
9月に入り、「ああ、今年の夏も終わるんだな」と思っていたところに、この夜市。
なんだか、もう一度夏を取り戻しに行くような気持ちで向かいました。
松島の夜って、比較的落ち着いているんですよね。
昼間は観光客でかなり賑わっていますが、夜になると人も少なくなって、静かな町になります。
それはそれで松島らしくて良いのですが、個人的には「夜ももう少し賑わってもいいのにな」なんて思ったりします。
そんな静かな夜道を、松島の奥へ奥へと入っていきます。
すると、突然、雰囲気が変わりました。

赤提灯が見えてきて、人の声が聞こえてきます。
プロジェクションマッピングの光が建物を照らしていて、食べ物のいい匂いもする。
台湾ビールがあったり、エスニック料理があったり、雑貨が並んでいたり。
ちょっとアジアンマーケットのような雰囲気もあります。
さっきまでの静かな松島とは、まるで別の場所のようでした。

思っていた以上に人も集まっていて、ざっと100人以上はいたんじゃないでしょうか。
「すげー賑わってるな」と思いました。
こういう雰囲気、好きなんですよね。
会場を見て回っていると、ここは雑貨屋さんとカフェのお店屋さんなんですね。
リトル・リスさん
リトル・スパロウさん
食べ物も美味しい。
そして、何よりこういう場所で飲むビールがうまい。
外で飲むビールって、どうしてあんなに美味しいんでしょうね。
しかも、この日は天気にも恵まれていました。
9月に入って、少しずつ夏の終わりを感じ始めていたところでしたが、この夜だけは、まだ夏が残っているような感じがしました。

私は普段、ライブなどで人が集まる場所にいることが多いです。
ステージに立って演奏する側ですが、音楽が始まる前の会場のざわざわした感じも好きなんですよね。
人の話し声。
食器の音。
笑い声。
遠くから聞こえてくる音楽。
お店の呼び込みの声。
そういうものが混ざり合って、ひとつの空気を作っています。
音楽にはリズムがありますが、こういう人が集まる場所にも、実はリズムがあるんですよね。
誰かが指揮をしているわけでもないのに、人の動きや声が重なって、自然とひとつのグルーヴのようになっていく。
そういうものを感じながら、ビールを飲んでいる時間が結構好きです。

甲子園が終わって、少し寂しくなっていたところに、思いがけずこういう夏が残っていました。
夏というのは、海に行ったり、花火を見たり、夏祭りに行ったりすることだけではないのかもしれません。
こうやって少し遠くまで足をのばして、知らない人たちが集まっている場所で、美味しいものを食べて、ビールを飲む。
それだけでも、十分に夏を感じることができます。
今年は山形の夜市に行けなかったけれど、こうして松島で別の夏に出会うことができました。
甲子園が終わってしまった寂しさも、少しだけ埋まった気がします。

夏を取り戻せた。
そんな気がした夜でした。
素敵な時間をありがとうございました。
そして、そろそろ本当に夏が終わりますね。
次は秋の音を楽しみたいと思います。
では、今回はこの辺で。
またまた。

※ この記録は「音のある日常」として残しています。










